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ARIGATO,we love you!の豆狸なるみさまより頂きました!!
豆狸さんより頂いた大切なイラストです。お持ち帰り、リンクはご遠慮くださいませ。
サイトが微妙に復活したのは、豆狸さんがお尻を叩いてくれたおかげでございまして。
で、私なんでか豆狸さんにはいつもワガママっていうか、失礼な事を言ってるのですが(笑)
「じゃあ、書いたらカカテン描いてね!絶対!」なんてめちゃくちゃな事言って描いて頂いたイラストだったりする訳です・・・orz
で、イラストと一緒に「次も書いてね」的な事を書いてくれてたので(交換条件・・・w)調子に乗って非常にこっぱずかしい感じのss書きました。
いつも以上に、吹き出し笑いしてしまいながら書きました。
(あっ・・・引かないで下さい。きもいのは自分でも・・・orz)テンゾウのキャラ、完全に崩壊。
イラストを元に書くのは楽しかったです!豆狸さん、ありがとう〜!








「俺の事どう思ってるの?いい加減、教えてほしいんだけど」

僕の背中に腕を回し、頬に手を添えられて真っ直ぐ見つめられると
心臓が爆発してしまいそうな位に動揺してしまった。

どう思ってるかなんて・・・そんなの言わなくたって、気付いてるクセに。
だけど先輩は僕に顔を近づけたまま、じっと僕の返事を待っている。

「もう充分待ったと思うけど?」


   *


先輩に突然好き・・・いや、それよりも先にキスされたのが一週間前。

先輩の事はずっと憧れていて、大好きで、でも伝える事なんかないんだろうと思っていたから
突然のキスに僕は驚き固まってしまって何も言えなかった。

嫌?と聞かれて、何か言わなきゃと思ったけど言葉が出て来なくて。
嫌じゃないと言う代わりに僕は必死で首をブンブンと横に振ったのだけど、
そんな僕の様子を見た先輩は驚いた顔をした後、嬉しそうに笑って。
その顔が今まで見たどの笑顔よりも嬉しそうだったから、ますます何も言えなくなってしまった。

それからその事を思い出す度に恥ずかしくなって、
今日まで何も伝えれずにいた・・・のだけど、こんな状態で僕も好きですなんて
恥ずかしすぎて言えそうにない。どうしよう・・・。


「早く聞かせて?」

と、唇を指先でそっと触れられたら、またキスされるのかと身構えると、
触れたままだった指先が動いて僕の唇をなぞりはじめる。

それだけで体中が熱くなって、力が抜けていってしまう。

「・・・先輩、あの」
「ん〜?」

少し離れて話しましょうと言いたいのに、この間みたいに言葉が出て来ない。

「ほら。早く言わないと襲っちゃうよ?」

と、ぐっと腰を押し付けられて頭に血が昇ってしまった。
ちゃんと言わなきゃとは思ってるのに、先輩の顔を見てたら言えなくて。

「・・・。ぼくも、先輩の事・・・好き・・・です・・・」

俯いて、やっとの思いで伝えたら添えられていた手で上向かされたら
この間の時よりもっと嬉しそうに先輩が笑っていて。

「よくできました」

と言って、唇を軽く押し当てられた。

「もういい?俺、ちょっと我慢の限界」
「げ、限界って何のですか!?」

なんとなく想像は付いたけど、思わず聞いてしまった。
聞かなきゃよかったと後から後悔してしまったのだけど・・・。

「聞きたい?」

と、更に腰を押し付けられて僕は思わず逃げ腰になってしまったのだけど、
簡単に腰を引き寄せられてしまって。

「好きだよ」

と、微笑んで言われ唇を塞がれた。
優しく何度も唇を重ねられる度に、胸が甘く傷んで
先輩が好きだという気持ちが膨れ上がる。

キスの合間にも何度も「好き」と囁かれ、
嬉しくて嬉しくて堪らなくなる。
だけど僕は上手く伝えられないから、心の中で何度も呟く。何度も。

  

 僕も、先輩が好きです。

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